歴史人物人気ベスト3
ご無沙汰してます(^_^;)。
最近会社へ行くと仕事ばっかりしてまして、なかなか更新できないのであります(^_^;)ヲイ。
\(^^\) (/^^)/
私はこう見えて歴史好きでありまして、司馬遼太郎とか読みまくってた過去もあるんですが、先日某SM銀行(^_^;)のセミナーへ行き、加来耕三さんの講演を聴いてきました。
まず、つかみの部分で表題をクイズとして問いかけられました。
ヒント:1位は戦国の3英傑(信長、秀吉、家康)の1人
2位は明治維新の立役者の1人
3位は卑弥呼より数年前になくなった人物
いずれも雑誌がその人物の特集を組むだけで売れ行きが全然違うほどの人気だそうです。(正解は下の方に書いときますね)
で、日本人が好きなこれらの人物にはある共通点がある、と言われここで会場は四苦八苦(^_^;)。じゃあ、ということで更に同じ共通項を持つ人物が何人か付け加えられました。すなわち、水戸黄門、遠山の金さん、大岡越前…。
と言われても全然わかんない会場(^_^;)。みなさんはわかります?
答えはみんな『変身』したこと。
1位は「うつけ者」と言われた幼少から、天下をうかがうまでになった(と言われている)。
2位は伝説通りなら剣道しか才能はなかったはずなのに、後の会社・商社の原型となるモノまで作った。
越後屋のご隠居→前水戸藩主、遊び人→町奉行などなど。
要するに日本人は変身(話が飛躍してしまう)が大好きなのだ。
言われてみれば、ウルトラマン、仮面ライダー、○○戦隊△△レンジャー、ふたりはプリキュア(今は五人だが)…どれをとっても変身する。
プリキュアの前の『明日のナージャ』は変身しなかったから人気が出なかったのか(^_^;)。
で、加来さんが言いたかったのはそれではない。
変身とは話の飛躍であって、実際にそんなことがあり得たのか、一度じっくり考えて欲しい、ということであった。
例えば有名な桶狭間の戦いで、無勢の信長はなぜ今川の大軍を破ることが出来たのか?要は奇襲が成功した訳だが、『破れかぶれ』と言っていい奇襲がなぜ成功したのか?
結局相手に信長の居場所がわからなかったから成功したのだが、ではなぜ尾張の領民は今川勢に信長の居場所を密告しなかったのか?(当時、今川家と隣の北条家は全国で一番税が安く、いわば"エキセレントカンパニー"だった)そして、織田家配下のわずかな手勢は命を捨てに行くだけのような戦いに、誰1人裏切らずについて行ったのか?
ここまで考えたら「うつけ者」と家臣や領民に蔑まれてたことの方が怪しげだとわかるでしょう?だから、歴史を考えるときは、必ず一度止まってじっくりと考えて欲しい、というのが論旨でした。
また、よく経営の場でも議論される『戦術と戦略』の区別についても…。私なんかはその区別がある、ということは覚えてますが、戦略が何で戦術がどうで、というのはきちんと覚えておりません(^_^;)。
今回は『長篠の戦い』を例にその違いを明確に説明してもらいました。もう忘れないと思います(^_^;)。
長篠の戦いは織田・徳川連合軍が鉄砲を使って武田騎馬軍団を破った戦いですが、織田軍が鉄砲を三段の構えにして間断なく撃つことが出来たから勝った、というのがよく言われている勝因です。でもこれはあくまで戦術の話。実際の戦い方が戦術なら、実際に戦う前に立てるのが戦略であり、戦略は戦術に勝る。この戦いでは織田軍が数千丁もの鉄砲を揃えてた時点で勝利は揺るがなかった、というものでした。
ちなみに種子島に伝わった時の鉄砲は1丁数千万円したそうですが、信長の頃にはスケールメリット等の原価低減の創意工夫(尾張だけにカンバン方式か(^_^;)?)により数十万円にまでコストを下げていたそうです。
翻って我がヤクルトスワローズ、毎年のように『あの戦力でこの順位は立派』と言われますが、これを上の話に当てはめると『既に戦略で後れを取っているのを戦術でカバー』しているだけなのでは…と思えてきます…。きっと今年も…。
正解:1位織田信長、2位坂本龍馬、3位諸葛孔明
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