サッカー
昨日の試合。
誤解を招きそうな言い方だけど、あれで「日本が一つになった」と思うのは、宮本慎也じゃないけど思い上がりじゃなかろうか。
「一つになれた」と思ったのは、何不自由なく暮らしている我々西日本と不自由な生活ながらもサッカーを観ることができた人たちのうち、サッカーが嫌いでない人だけじゃなかろうか。
それは、新聞の【行方不明18,407人】(ソース:H23.3.30日経朝刊)という数字が物語っている。これらの人々の家族や親族、恋人、友人にとって、まだ震災は終わっていない。音楽やスポーツがもたらすパワーは計り知れないが、彼らにとってはまだそれどころではないはずだ。それは、同じようにスポーツで感動させてくれた東北高校野球部の選手のコメント「今でも、来てよかったかどうかはわからない」と言う言葉からも窺い知れる。
そんな彼らに「何か」を届けられるのは、遠藤でも岡崎でもカズでもない。
他でもない我々、特に何不自由なく過ごしている西日本の人たちだと。
大阪で行われた彼らの試合は「その自覚を持て!」と強くアピールしてくれる試合だったと感じた。彼らのコメントもそういう意識を持っている。「支援のきっかけにはできたと思う」(岡崎)。そう、昨日のはただのきっかけ。戦いはこれから。まさに負けられない戦いが今から始まるねん。
我々にできることは限られているけれど、まずは地に足をつけて目の前にあるタスクをこなしていくこと、そして自分にできることを見つけて実行に移すことが肝心だ。できれば普段の10%増しくらい精力的に。
何より、いつものように家族がそばにいることと、いつものように仕事ができることに感謝をしながら…。
今日も頑張ろう。
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